家庭の生ゴミ入れを見ただけでも、果物の皮はその中でもけっこうな割合を占めていることがよくわかります。
そこで、今回は果物の皮を捨てずに有効活用し、少しでもゴミを減らすコツをご紹介します。

革製品磨きに

バナナの皮は、革製品を磨くのに役立ちます。というのも、バナナの皮に含まれているタンニンという物質は、職人さんが茶色や黒の皮をなめすときに実際に使っているからです。

磨くのは茶色の革が最も適しています。バッグでも革靴でも大丈夫ですが、まずは目立たない部分で色落ちしないか確かめてから試してみることをおすすめします。磨いた後は乾いた布できれいに拭きとっておかないと、カビの原因になってしまうので注意が必要です。

いろいろな料理に

スイカの皮はたいてい食べずに捨ててしまいますが、実はそれではあまりにももったいないのです。外側の緑の部分をむいて白い部分だけにすれば、いろいろな食べ方ができるありがたい食材です。

  • キュウリぐらいの大きさに切ってぬか味噌漬けにする。
  • 細い千切りにして油で炒め、好みで醤油・砂糖・塩を加えて味付けをする。
  • 千切りにして味噌汁に入れる。

自然の甘味料として

柿の皮も普通は捨ててしまいますが、糖分が非常に多く含まれているので、砂糖の代わりに料理の味付けや下ごしらえに利用できます。

例えば、魚を煮るときに柿の皮を半個分ほど加えると、砂糖なしでも甘みをつけることができるので、砂糖の節約と風味アップの両方がかないます。白菜の塩漬けや大根の浅漬けを作るときにも、少量入れるだけで独特の甘みが出ます。

栄養分やうまみを活かして

果物の皮には栄養やうまみが豊富に含まれています。捨てずに活用して使い切りましょう。

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