意外と知らない調味料の捨て時。
基本の目安は賞味期限や消費期限ですが、一度封を開けてしまった調味料って、意外と放置していませんか?
頻繁に登場しない調味料に限って、「あれ?これいつ開けたんだっけ?」と、冷蔵庫の奥に残りがち。
実は、調味料には捨て時のサインがあるのです。
これを知っておけば、いつ開けたのか分からなくても、大丈夫かどうかチェックをするのに役立ちます。
調味料を捨てるサイン
マヨネーズ
一番腐りやすいのはマヨネーズ。
頻繁に食卓で使うので、買いだめする方も多いと思います。でも、きちんと捨て時を見極めておきましょう。
まずは、酸化して変色していたらアウトです。
油分が分離している場合も捨て時です。
マヨネーズは、保管方法に気をつけていれば、より長持ちさせることができます。
開封前は冷暗所で保存。
開封後はしっかりフタをして冷蔵庫で保管しましょう。
しょうゆ
しょうゆは、日持ちするものなので心配はないとは思います。
瓶詰め醤油だと、5年ほど保てるでしょう。
ですが、捨て時は理解しておきましょう。
色や味が濃くなっていたり、香りが薄くなっていたりしたら捨て時です。
醤油も保存方法次第で、長持ちさせることができます。
開封前は直射日光をさけ、常温で保存。
開封後はできれば冷蔵庫で保管すると良いでしょう。
酢
酢はそのものが腐ることはありませんが、鮮度が落ちることはあります。
まず、「白い膜」ができていると捨て時です。
白い膜の正体は空気中にある酢酸菌がお酢に混入して、生成したセルロースの膜です。これができていると、風味が落ちてしまっていておいしくありません。
味噌
味噌も酢と同様に、腐ることはありませんが、風味は落ちてしまいます。
カビが生えていたり、色が濃くなり変色している時は、捨てる時です。
みりん
開栓後は、酸化しやすくなります。
みりんは酸化すると腐敗するので気をつけましょう。
舐めてみて、「なんだか酸っぱいなぁ」と感じたら捨て時です。
だしの素・スープの素
顆粒になっているだしの素やスープの素は、湿気に弱いので、固まって変色してしまったら捨て時です。
溶かすんだから大丈夫だろう、というのは間違い。
固まったら、変質してしまっているので、注意しましょう。
捨てるタイミング
これまでいくつか紹介してきましたが、これはあくまでもサインです。
見た目からして分かる場合は何の問題もないのですが、味覚を使う場合は少し抵抗があります。
ですから、捨てるタイミングを自分で決めておくといいでしょう。
- 開封後、半年使用していない
- 賞味期限が明らかに過ぎている
- 固まってしまって、使いづらく取り出しにくい
このような場合には、サインなどは関係なく捨てるようにしましょう。
開封時には、油性マジックなどで、分かりやすく開封した日を書いておくと確実です。
調味料の捨て方
捨て時が分かっていても、“捨て方”が分からなければ意味がありません。
大体の方が、排水溝などにそのまま捨ててしまっているのではないでしょうか。しかし排水溝に流してしまうと、環境にも悪いですし排水溝が詰まる原因にもなってしまいます。
ですから、液体調味料などの水分や油分が多いものは、牛乳パックに新聞紙を軽く丸めて入れて吸わせ、においが外に漏れないようにガムテープなどで口をしっかりしめて、燃えるゴミとして捨てましょう。
【参考サイト】
捨てどきの見極め方&上手な手放し方-上手な手放し方Tips:日経ウーマンオンライン【ミラクル収納術&捨てどきの見極め方】
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20110719/111549/?P=3&rt=nocnt