断捨離とはつまり、「断つ」「捨てる」「離れる」。もともとは心の執着を手放す行法哲学です。
断捨離はまず、物を捨てるところから始まります。ある物を整理整頓するのではなく、今の自分にとって不必要な物を見極め、捨てる。それを繰り返すことで、最終的には自分にとって価値ある物だけを残すことになります。
物を手放すことで心の執着にも気づき、自分の生活を見直すことにも繋がります。収納すべき物の総量が減りますから、掃除や整理整頓が楽になり、心にゆとりが生まれます。
「もったいない」「いつか、そのうち……」と取っておいたけれど、結局全然使っていない。それらの不要な物はどんどん停滞し、不快なものとなって私たちの生活を圧迫します。
断捨離は不必要な物を処分することで、日々そこで暮らす人の心の圧迫も取り除き、気持ちに明るい変化をもたらす効果があります。
断捨離は住まいだけでなく、そこに暮らす人の心の新陳代謝をも促すものといえましょう。
参考文献