自分だけで遺品整理をすることができない場合、業者にお願いをすることになります。
そこで、良い業者を見つける際に知っておくと良いことを紹介します。
そもそも良い業者とは何か…
遺品整理に対して、気持ちを汲んでくれ、遺族や親族に配慮をしながら、丁寧な作業をしてくれる業者でしょう。
丁寧な作業の中には、ごみの分別をしっかりしてくれる、業者で勝手な判断をしない、遺品を大切にし、たとえ捨てるものであっても粗末な扱いをしない、ということが含まれます。
このような作業をしてくれる遺品処理業者を選ぶときには、依頼をする過程が重要です。
遺品整理業者の探し方
良い業者を選ぶ時のポイントを挙げてみます。
価格について嘘をいうことなく、誠意ある対応をしてくれること
価格について追加料金の有無やオプション料金などの存在を、最初からしっかりと説明してくれるかどうかです。
また見積もりの料金もはっきりと明確に出してくれるかどうか確認しましょう。
雑費についても細かく明示してくれるのは、信頼できるポイントの一つです。
人間性も大切
責任を持って仕事をしてくれる業者は、やはり頼りになります。
細かいことにも配慮してくれて、遺族や親族に気を使ってくれるかどうかも遺品整理では重要でしょう。
近所の人への配慮などをお願いできるかどうかも関わってきます。
見積もり書に責任者の印鑑がしっかり押してあるかもチェックをしておきましょう。
トラブルがあった時に、契約書類に不備があっては、不利になってしまいます。
何より人柄と実績
人当たりが良く、実績が十分であれば、信頼できる可能性は高くなります。
申し訳ないと思わず、実績について尋ね、それに対する応え方で人間性を見ていくのもありです。
ごまかさず、しっかりと応えてくれる人であれば、信頼できるでしょう。
(実績が少なくても、しっかりと返答してくれる場合、人間性としてはきちんとしていると言えます。どんな業者も、一番最初は初心者なのですから。)
また実績に限らず、こちらから質問することに対して、しっかりと誠実に答えを返してくれるかどうかは重要です。
その時わからないことであれば、「わからない」と言ってくれて、確実な答えを調べてくれる人であれば、安心できるでしょう。
遺品整理への思いをぶつけてみる
業者に対して、遺品整理の思いをぶつけてみてください。
その時に、しっかりと向き合って話を聞いてくれる、真剣に聞いてくれるかどうかという部分です。
事務的な返答や、軽く聞き流すということはあまりないと思いますが、もしもそのような反応が返ってきた場合、依頼をするべきではないでしょう。
特に下見をしてもらっている時や、何か作業をしている途中に、話をしてみましょう。
こちらの話に耳を傾けてくれるかどうか、知ることができます。
ちゃんと聴いてくれる業者であれば、遺品整理に対して心をこめて作業をしてくれるはずです。
依頼をする人の細かい指示に対応できるかどうか
これは業者のやり方などによって違ってくることもありますが、日時指定ができる場合と、できない場合があります。
自分で立ち会って、じっくり取り組んで欲しい場合には、時間指定に対応してくれる業者にお願いをしたほう良いでしょう。
賃貸物件などの時には、現状復帰や、掃除がどれくらい必要になるのかは事前に確かめておきます。
必ずしなければいけないことと、やっておいたほうが良いことを、業者と話し合い区別しておきましょう。
どのくらいの費用がかかるか
安ければ良いということではないのが、遺品整理です。
最悪のケースでは、経験も無く教育も不十分なスポットのアルバイト作業員がきてしまうことだって考えられるのです。
これがゴミ捨てや不要品処分であれば、持って行ってくれてゴミが無くなれば良いかもしれませんが、遺品整理ではそうはいきません。
また、始めは安くても、追加でどんどん費用が大きくなってしまうこともあります。
ある程度の金額を意識しておくことが必要です。
費用については必ず業者の人としっかり話をし、内容だけでなく、その時の話の仕方や明確さもチェックするようにしましょう。
当日の作業スタッフについても、確認してみましょう。
費用の増加に関しては、例外もあります。
依頼者側から追加注文がどんどん増えていくと、最初の見積よりも費用は当然大きくなっていきます。
従って、追加作業などに関しても、ちゃんと確認しておくべきでしょう。
大体の目安として作業員が3人ほどの場合には12万円から13万円ほど…
作業員が5人以上になってくると20万円から25万円超くらいになることが多いようです。
頼りたくない業者の一例
業者としてお願いしたくない一例としては、見積もりを曖昧にし、こちらの話を聞かない、あるいは聞き流してしまうようなことをする業者でしょうか。
極端なように思えますが、遺品整理を不用品回収やゴミ処分のように考えている業者の場合、このような振る舞いをしてしまうことがありそうです。
見積もりの段階・下見の段階で、このような業者と判断した場合には、依頼をしないことが懸命です。
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