遺品整理はどのようなことをするか大雑把に言うと、引越しと似たような作業をしていきます。
荷造りをし、それをまとめていきます。引っ越しの時もゴミが多く出ると思いますが、遺品整理でも明らかなゴミや残さなくても良いものは処分します。
本来の持ち主がいないことが引越しとの決定的な違いであり、捨てるものと残しておくものに仕分ける作業に多くの時間を費やしてしまいがちです。
人手が足りない時や時間が限られている時などは業者にお願いをすると思いますが、もし時間に余裕がある時は、なるべく自分で丁寧に遺品整理をしていくことを、ここではおすすめします。
あるいは、業者に作業を丸投げせず、自分が主体となって作業を進めていき、必要なところを業者に手伝ってもらえば良いでしょう。
遺品整理を業者に依頼する場合、本当に信頼できる業者、遺品を大切に扱ってくれる業者でないと、遺品の扱いが雑になってしまったり、とりあえず運び出すこと(作業を終わらせること)を優先されてしまうかもしれません。
良い業者を探せればもちろん問題ないのですが、遺品整理という片付け作業は、人生の中でそう何度もあるわけではないので、業者選びは難しいものです。
遺品整理を業者に依頼する場合、
- 賃貸物件などで退室の期限がすぐそこまで迫っている…
- 人手が圧倒的に足りない…
- 荷物の量が多過ぎる…
- 特殊な洗浄が必要…
などが挙げられます。
逆に個人で遺品整理を行なったほうが良い場合は、
- 時間がたっぷりある…
- 協力してくれる人がいる…
- 気持ちを落ち着かせてからやりたい…
などがあるでしょう。
個人で行なう場合には、ごみの分別や、ごみの保管の仕方に注意が必要です。
ちゃんと分別をしておかないと、思わぬ手間が出てきてしまい、予想以上に時間がかかってしまうこともあります。
遺品整理を個人で行なう場合、捨ててはいけないものがある
遺品整理のときに、気持ちを切り替えるために、あえてきれいサッパリと捨ててしまうという人もいます。
しかし、捨ててはいけないものはしっかりと保管しておくよう注意しましょう。
遺品整理で捨ててはいけないものの代表例としては
- 通帳
- 印鑑
- 身分証明書
- レンタル品(医療品などは特に注意が必要です)
- 遺言書や相続に関係する書類
- 鍵(金庫など)
- ローンに関する書類や、家具などの保証書
などがあります。
書類関係は捨ててしまうと再発行することができないものもあるので、特に注意が必要です。
業者の人にお願いする場合も、上記のものは注意して扱ってもらわなければなりません。
(基本、捨てる前に確認をして欲しいことをしっかり伝えておくのが一番でしょう。)