自分の部屋を勝手に片付けられて、怒ってしまったことがある人は多いと思います。
これは特に男性のほうが多い傾向にあるようで、女性が男性の部屋を勝手に片付けたりすると、それだけで関係が悪化してしまうことはよくある話です。
特別その男性がおかしいということや、女性がおせっかいをしてしまった、ということではありません。
男性と女性の脳の違いから、男性は、機能的な部屋というのを重視する傾向にあり、女性は見た目を重視する傾向があります。
そのため男性の物の配置と、女性の物の配置は根本的に意味が違い、男性はより使いやすく、女性はより綺麗にということを意識していきます。
女性も自分が置いたものが、違うところに置かれてしまうと嫌なものですが、男性はより嫌に感じているのです。
機能性を求める傾向がある男性は、少しでもその効率を下げるようなことがあると、大きな抵抗感を持つことが多いようです。それが感情に現れて、怒ってしまうのでしょう。
男性は見た目にも少し気を使って部屋を綺麗にしておくことを意識し、逆に女性は男性が触ってほしくない部分を確認して触らないように掃除をしていければ、お互いの考えを尊重しながら片づけをしていくことができると思います。
女性は脳の機能から見て、片づけという作業があまり得意ではなく効率的にできないという傾向がありますが、男性も機能的な部屋を求めるという傾向から、見た目きれいな部屋を維持することは難しいという部分を持っています。
こう考えていくと結果的には、男性も女性も、どちらも汚い部屋にしてしまう可能性は同じくらいあると言えるのかもしれません。
こちろんこれは男女の一般論なので、性格や育ち方などによって当然変わってきます。
片付け自体は男性の方が得意
片付けというと、男性のほうが苦手なような感じもしてしまいますが、実は女性のほうが苦手なのでは?とも言われています。
片づけができない女…という言葉もありますが、これは脳の機能の視点から見ていくと、「空間認識能力」というものが影響していると言えます。
この空間認識能力というのは空間認識力・空間把握能力と言うこともでき、「空間、3次元のものをどれだけ正しく認識することができるか」ということです。
例えば、荷物の詰め込みの時に、何をどのようにして詰め込めばいいかという時に、空間認識力はフルに活用されます。
他には、車の運転などにもこれが影響していると言えるでしょう。
この空間認識力が低いと、何をどのようにしてしまって良いのか分からず、上手に片づけられないと考えられます。
一般的に、男性よりも女性のほうが空間認識能力が低いと言われているので、片付けは男性のほうが得意であると言うこともできます。
ただ、性格的に片付けることが嫌いであったり、特に面倒くさがりな場合、男性も女性もあまり関係なく、片づけをしないままでしょう。
あくまでも脳から見て、このような傾向があるということです。