- 片付ける…
- ものを片付けていく…
- 荷物を片付ける…
普段何気なく使っている言葉、動作、習慣の中で「片付ける」というのは非常に身近な存在です。
そのような中で、「片付けられない人は、効率が悪い人」「片付けられない人は、何かしらの障害がある」という風に言われてしまうことも多くなりました。
ですが、「片付ける」というのはどのようなことを意味するのでしょうか?
「片付ける」ということが持ってくる意味として、2つあると言えます。
- 一般的に綺麗な状態を意味する
- 自分にとって有利な状態を意味する
一般的に綺麗な状態を意味することと、自分にとって有利な状態を意味することは、必ずしもイコールにはなりません。
一般的に片付けらない人と思われる人がよくいう言葉に、こんなものがあります
「自分にとって都合の良い場所」
「ここに置いたほうが、とりやすい(使いやすい)」
というものです。
一見汚いように見えても、実は機能的な配置であったり、そこで生活している人にとって非常に効率の良い配置になっている場合があります。
それをただ壊すのは「片付ける」ということではなく、壊せないから「片付けられない」というのも違うことでしょう。
ですが、
- 汚いように見えて機能的な部屋
- 本当に汚い部屋
というのは紙一重です。
汚いように見えて機能的な部屋も、社会的に見たらただの汚い部屋扱いされてしまうことがあります。
汚いように見えて機能的な部屋が、誰にも迷惑をかけないのであれば問題はないのですが、多くの場合、何かしらの迷惑をかけてしまっている場合が多いのです。
そのため、社会的な視点から見て、片付けることが必要になってきます。
片付けることに意味を見出せない人や、片付けないほうが部屋を効率的に使えるという人は、実は、意外と効率よく片づけ作業をすることができたり、片付けた後に機能的で効率の良い部屋作りをすることが得意だったりします。
片付けるというのは、自分にとって機能的であることと、社会的・一般的に見て綺麗であることのバランスを保っていくことと言うことができるでしょう。
どちらかに傾き過ぎるのは、「片付ける」とは言えないのです。