調理で意外と時間をとるのが、ゆでたり蒸したりといった下ごしらえです。
レンジを使えばいいのですが、中には鍋でないとダメだったり、鍋のほうが早かったりすることもあります。
そこで、一つの鍋をフル活用させてラクに調理をする方法をご紹介します。
連続ゆで
初歩的な方法としては、何種類かの素材の下ごしらえをするときに、材料ごとにお湯を沸かしたりせず、連続でゆでたり蒸したりするというワザがあります。
例えば、もやしの和え物を作るなら、
- 鍋に湯を沸かして、塩少々を入れる。
- もやし→アスパラガス→こんにゃくの順にゆでる。
- 残った湯を油揚げにかけて油抜きをする。
という手順です。色やアクの出るものを後にゆでるのがコツです。
同居ゆで
煮るのに時間がかかる大根・ニンジン・ジャガイモなどの根菜類は、グラグラ煮立っているその鍋を利用してしまいましょう。
麺の水切りなどに使う取っ手のついた金ザルの中に、いんげんやもやし、冷凍ミックスベジタブルなどを入れて鍋の中に同居させ、火が通ったところで引き上げてゴマ和えやおひたし、サラダなどにすれば、もう一品作る時間と手間が短縮できます。
ゆで汁のうまみを利用する
また、次のように、ゆで汁に出たうまみを利用しておいしいスープを作るという手もあります。
- ショウガ・酒少々を入れた湯に、薄切りの豚肉や鶏肉を入れてゆで豚・ゆで鶏を作る。
- 残りのゆで汁のアクを取り、中華の素と醤油などで調味。
- ワカメ・ネギを入れて完成。
蒸し器の下段も遊ばせない
蒸し器の場合も、上段にシューマイや茶碗蒸しなどがセットされているときに、水を入れた下段に卵や半分に切ったジャガイモを入れて同時活用できます。先に上段が蒸し上がったら外して普通の鍋のように使えば、蒸す&ゆでるがいっぺんに済みます。