バランスのいい食生活をしようとすると、どうしても一度にたくさんの食材が必要になります。
でも、一度にたくさんの食材をそろえると、毎日いろいろな食材を残すことになってしまいます。
なにやかやと捨てるものが多くなってしまって、とってももったいないですよね。

こんな時の助け舟が冷凍という保存方法です。
しかし、冷凍にも限界があります。冷凍できない食材というものがあるのです。
一般的に水分が多い食材や繊維質が多い食材は冷凍には向きません。

でも、ご心配なく。
世の中に冷蔵庫というものがなかった時代にも、私たちの御先祖様はちゃんと保存食品を作っていました。

その方法の一つがお漬物です。
お漬物というと手間暇かけて、塩をいっぱい使う食品だという印象がありますが、ここでは簡単であまり塩を使わない即席漬けをご紹介したいと思います。

即席漬けとは?

胡瓜、大根、茄子などの野菜を調味液に短時間漬けた漬物のことです。
浅漬け(あさづけ)、一夜漬け、お新香(おしんこ)などとも呼ばれます。

塩漬け

食品保存袋かプラスチック製の食品保存容器に、6分目ぐらいまでカットした野菜を入れます。
塩の量はいわゆる塩味でおいしいぐらいがちょうどいいです。

塩は少ないぐらいにして、酢適宜、塩昆布、みりんなどを入れて味を調えます。
たかの爪、ゆず、レモンなどを刻み入れると風味が増します。

調味料と野菜をよく混ぜて上からラップをします。
ラップの上から小皿などをかぶせて重しにします。

暖かい季節なら冷蔵庫に入れて一晩おくとおいしい一夜漬けができます。
これで2〜3日は食べられますが、塩分が少ないのでそれ以上日持ちさせるのは難しいです。

みそ漬け

みそ漬けは根菜によくあいます。
味噌はみりん、酒を加えて柔らかくしておきます。

プラスチック容器に柔らかくした味噌を入れます。
ダイコンやレンコンごぼうニンジンなどをスライスして不織布やガーゼなどで包んだものをみその中に埋めるようにいれます。

この状態で一晩おけばみそ味の一夜漬けができます。
ゆず、鷹の爪などで風味をつけてもOKです。
ただし、この漬け方の場合は2〜3日が限度でそれ以上置かない方が安全です。

ヨーグルト漬

ヨーグルトに塩味をつけてカットした野菜を漬け込みます。
ニンニクを入れてもいい風味がつきます。

漬け方はみそ漬けと同じで、プラスチック容器の中で重しを置いて一晩おきます。
ほんの少しパン粉をいれると、乳酸菌が活発に働いてヌカ漬けと似た漬物に仕上がります。

ポン酢漬

野菜を切って上からポン酢をかけるだけです。
ポン酢は元々おいしい味が付いています。
ポン酢の量は野菜が半分つかる程度で充分です。

野菜から出た水分で一晩立てばひとひたになります。
一週間ぐらいはおいしく食べられます。

甘酢漬

酢、砂糖をよく混ぜ合わせて甘酢を作ります。
カットした野菜をプラスチック容器の6分目ぐらいまで入れてから甘酢をかけます。
甘酢は、野菜が8文目ぐらいまでつかる程度の量にします。

この状態で上からラップをかけて小皿などの重しをのせておきます。
翌日にはおいしく食べることができます。

カレー粉を少し入れるとパンのお供にもなります。
酢をワインビネガーにすれば洋風の即席漬けになります。

麹漬

市販の塩麹やしょうゆ麹に漬け込んでもおいしい即席漬けができます。

即席漬けに使用する野菜

基本的にはどんな野菜でも使えます。
即席漬けにするときには、必ず野菜をすぐ食べられる形状にカットしておくことが大切です。

葉物野菜なら3~5cmぐらいのカット
ダイコンは薄いスライスかいcm角ぐらいのスティックに、ニンジンは硬いので千切りにします。
レンコンやゴボウなどは湯通ししてからつかいます。
パプリカなどは千切りにします。

一般的にサラダ材料になるような野菜なら即席漬けにできます。
ただし、いも、カボチャなどはあまり漬物には使いません。

即席漬け用調味液

塩味、みそ味など日本風のものが一般的ですがワインビネガーを使えば洋風になります。
市販品には、浅漬けの素やキムチの素など、便利なものも売られています。

また、コンブ、ネギ、大葉、ゆず、ゆず胡椒、ワサビ、カラシ、鷹の爪、にんにく、しょうがなどを入れると風味が増します。
洋風にしたければ、レモン、玉ねぎのみじん切りをいれたり、オリーブの実の輪切りを入れてもいいのではないでしょうか?

即席漬けを作るときの注意点

野菜はきれいに洗浄

即席漬けは野菜を加熱せずに作るものですから菌が残っていれば漬け込んでいるうちに繁殖してしまいます。
必ず水道水できれいに洗浄しましょう。
特に塩分を少なくする場合には注意が必要です。
野菜は、キッチンペーパーなどできれいに水分を取ってから使います。

水を使わずに作る

水を使うと腐敗が早くなります。
みりんや酒、ワイン、酢などをうまく利用すれば保存性がよくなります。

最後に

即席漬けは、ゴマをふりかけたり、鰹節やちりめん雑魚をかけたりして楽しめます。

また、アンチョビやツナ、刻んだサラミソーセージ、コンビーフなどとあえたりしてもおいしいですよ。

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