強欲な「ざぼんじいさん」が登場する絵本です。
ざぼんじいさんはいつも、甘い柿をひとりじめ。そんなある日、ざぼんじいさんの隣に、「まあばあさん」が引っ越してきました。

ざぼんじいさんがまあばあさんにくれるのは、柿のへたや、葉っぱや、枝。柿の実はひとつもくれません。でも、まあばあさんはいつも喜んで帰って行きます。はてな?「なんで、へたが、うれしいんだ?」

ケチなおじいさんと、何でも喜んで受け取り、それで子供たちと楽しく過ごすまあばあさんのやり取りが面白いです。

教訓的なところが少しもなく、読み聞かせしていると子供と一緒に親も笑ってしまいます。3〜4歳から楽しめる内容です。
さて、最後はどんな結末になるのでしょうか?読んで楽しんでください。

『ざぼんじいさんのかきのき (のびのび・えほん)』すとうあさえ・文、織茂恭子・絵、岩崎書店、2000年

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