現代の子供たちは、昔に比べて体力と運動能力が低下していると言われます。そのために骨折などの怪我をしやすくなったり、顔に怪我をする子供が増えているそうです。

子供たちが体力をつけ、健康な体を作っていくためにできることは、どんなことでしょうか?

怪我をする子供が増えている

文部科学省の体力・運動能力調査によると、子供たちの基礎的な運動能力や筋力は、1985年前後をピークに著しく低下傾向にあることが分かります。「走る」「跳ねる」「投げる」こと、柔軟性、敏捷性、体をコントロールする力が、昔に比べて低下しているのです。

そのため、転んだときにとっさにうまく手をつくことができず、手首を骨折したり頭に怪我をしたりする子供が増えているといいます。ボールを捕ったりよけたりすることができず、顔に怪我をしたり、目に傷を負う子供も増えています。

運動不足や食べすぎで肥満になり、将来生活習慣病が心配される子供も増えているそうです。

幼児期から親子で運動する習慣を

ライフスタイルの変化から、昔に比べて外遊びをする子供が減ったことが、子供の発育に大きな影響を与えています。

幼少期から丈夫な体を作っていくために、体を使った運動遊びを親子で楽しむ習慣をつけましょう。公園で走り回ったり、ボール遊びをしたり、鉄棒にぶら下がったり、成長に合わせてできることを増やしていきましょう。子どもが小さいうちは、近くで補助してあげることも必要です。

なかなか外で遊ぶ機会がないなら、自宅でできる運動遊びをしましょう。例えば、親子で向き合って立ち、ママが取るポーズの真似を子供にしてもらうと、反射能力が発達します。体をねじったり、片足を上げたり、慣れてきたらどんどん難しい動きにチャレンジしましょう。

小さいお子さんなら、ママやパパが四つん這いになって体でトンネルを作り、子供がくぐる遊びも楽しいです。お子さんが少し大きくなってきたら、寝そべったパパやママをジャンプして飛び越える遊びも楽しいでしょう。トンネルとジャンプを繰り返すとさらに楽しくなります。

仰向けに寝たパパやママの膝の上に子供を乗せて持ち上げ、バランス感覚を鍛えるのも楽しい遊びです。

いろんな遊びを工夫して、子供の運動能力や体をコントロールする力を育てていきましょう。

姿勢を正しく保とう

お子さんが本を読んだり携帯ゲーム機を使っているとき、気付いたら猫背になっていたりしませんか?姿勢が悪くても子供のうちはほとんど症状が現れませんが、そのまま大人になると肩こりや頭痛、腰痛持ちの体質になる恐れがあります。

姿勢が悪くなるのは普段の生活習慣が原因です。子供のうちから正しい姿勢を保つ習慣をつけましょう。

正しい姿勢を保つには、背骨を支える筋力やバランス能力、柔軟性が必要です。そのためにはやはり、外遊びやスポーツをして体を鍛えることが大切になってきます。

お子さんが片足立ちで30秒立てずにふらふらしたり、立った状態で全屈して、膝を伸ばしたまま床に両手がつかないなどするときは、筋力やバランス感覚、柔軟性がうまく育っていないのかもしれません。生活の中に運動やストレッチを取り入れて習慣づけましょう。それが、転倒などによる大怪我を防ぐことにも繋がります。

【参考文献】
※熊本日日新聞総合版平成28年2月28日「子ども保健室 姿勢正しく 筋力、バランス能力を養おう」
※熊本日日新聞総合版平成26年6月14日「遊ぶ子は育つ 環境の変化 体と心に影響」
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