子供の食物アレルギーを治療・対処するにはアレルゲンの特定とアナフィラキシーの正しい知識

食物アレルギーの子供は年々増える傾向にあり、現在、0歳児の10〜20人に一人は食物アレルギーとされています。

日本における0〜3歳の食物アレルギーの三大原因は卵、牛乳、小麦ですが、乳幼児期の食物アレルギーは6歳までに9割が治ると言われています。しかし、小学生になるとまた別の食べ物に対してアレルギー反応が出ることがありますので、注意が必要です。

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治療の一歩はアレルゲンの特定から

食物アレルギーのお子さんは、乳幼児の時期から顔や手足に湿疹が出ることが多いです。生まれて1〜2ヵ月もすると、赤ちゃんの頬や額にプツプツと赤い湿疹が出て、それを心配したお母さんが病院を受診して、食物アレルギーを疑われることがあります。

乳児湿疹など、赤ちゃんの湿疹はよくあることなので、これだけでは食物アレルギーとは断定できません。しかし、母乳や離乳食と湿疹の因果関係が疑われるような場合は、病院の先生と相談しながらアレルゲンの特定を目指すことになります。

原因となる食べ物を除去しながら、経過を見る

お子さんのアレルゲンとなる食べ物が特定できたら、その食べ物を食事から除去して、しばらく経過を見ることになります。

アレルゲンとなる食べ物は卵、牛乳、小麦をはじめ、エビ、イカ、そば、果物や木の実など、人それぞれです。中には何種類も食べられないお子さんもいますので、それぞれのお子さんに合わせた食事メニューを考えることになります。

成長期のお子さんが栄養不足にならないよう、代替食品を賢く利用しながら食事を作りましょう。成長に伴って食物アレルギーの症状が改善されることがあります。かかりつけ医と相談しながら、少しずつ食事制限を解除するタイミングを計りましょう。

アナフィラキシーへの対応

2012年12月、東京都調布市の小学校で、乳製品にアレルギーのある5年生女児が給食を食べた後に急死した事故がありました。この事故では、アレルギーの原因物質を取り除いた「除去食」の提供方法や、女児が持っていたアナフィラキシー症状を緩和するアドレナリン自己注射薬「エピペン」をすぐに打たなかったことなど、学校の対応に問題があったと同市教育委員会の検証委が指摘しています。

食物アレルギーの子供が増加する中、幼稚園や保育園、学校における食物アレルギーのお子さんへの対応がますます重要になっています。

現在は、食物アレルギー対応の給食を出してくれる学校(幼稚園・保育園)もあります。しかし、万一の事故のことを考えて、親御さんはお子さんがアナフィラキシーを起こしたときの具体的な対処の仕方について、事前に学校へ相談しておくことが大切です。

参考サイト
食物、蜂刺されによる急性アレルギーにそなえる。アナフィラキシーってなあに.jp|ファイザー
http://allergy72.jp/?utm_source=pfizer.co.jp&utm_medium=groupsite&utm_content=20130221&utm_campaign=newsrelease

※熊本日日新聞平成25年2月1日朝刊「子どもの食物アレルギー」
※熊本日日新聞平成25年6月8日朝刊「給食の食物アレルギー」
※熊本日日新聞平成25年4月5日朝刊「アナフィラキシー」正しい知識で対処を

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