どう違う?バリアフリーとユニバーサルデザイン

福祉や建築の分野でよく耳にする「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」。発案されたきっかけや背景は大きく違いますが、事業や整備がよく似ているため混同されがちです。

そこで、バリアフリーとユニバーサルデザインの違いについて簡単にご説明します。

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発案に至る背景の違い

バリアフリーは、障がい者・高齢者などの生活弱者のために、生活の支障となる物理的な障壁の削除を行うという、過去の反省に立った考え方で進化してきました。
一方、ユニバーサルデザインは、障がい者であったロナルド・メイス氏が、バリアフリー対応設備の「障がい者だけの特別扱い」に嫌気がさし、最初から多くの人に使いやすいものを作る設計手法として発明しました。

その違いをたとえるなら

この違いは、建物玄関前の段差を例にするなら、スロープをつけるのがバリアフリー、設計時点からスロープを計画し作り上げるのがユニバーサルデザインということなのですが、いずれの方法でも完成したものは全く同じ形状になるわけですよね。つまり、これが混同しやすい理由なのです。

行政指導型と民間主導型

また、バリアフリーは障がい者・高齢者などに配慮されて策定されていますが、ユニバーサルデザインは個人差や国籍の違いなどに配慮しており、すべての人が対象とされているという違いもあります。
普及の方法にも、バリアフリーは法律等で規制することで普及させる行政指導型ですが、ユニバーサルデザインはよいものをほめたたえ推奨する民間主導型であるという大きな違いがあります。

根本の精神は共通

このように似て非なる両者ですが、共通して根本にあるのは、「誰にとっても安全で使いやすいものを作ろう」という心のやさしさや思いやりです。

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