一般的に赤ちゃんが生後5ヵ月にもなると、離乳食を始めるご家庭が多いようです。

もちろん赤ちゃんの成長には個人差がありますから、早く食べたがる子もいれば、なかなか食事に興味を示さないお子さんもいます。そのお子さんのペースに合わせて、焦らずに離乳食を始めていきましょう。

基本のだしと野菜スープの作り方

まず、離乳食の基本となるだしとスープの作り方を覚えましょう。離乳食は薄味が基本です。
最初は素材そのものの味とだし汁で、母乳やミルク以外の味に慣らしていきます。

だしの基本は昆布とかつおです。鍋に水と昆布を入れ、10分ほど置きます。
水を沸騰させて、昆布は沸騰する直前に取り出します。削りがつおを加えてひと煮立ちさせたら火を止めます。削りがつおが自然に沈むのを待ち、こし器でだし汁をこせば出来上がりです。

スープに使う野菜はキャベツ、人参、大根、かぶ、ジャガイモなどです。
いちょう切りやざく切りにした野菜を多めの水で15分ほど、野菜が軟らかくなるまで煮ます。アクは取りましょう。

出来上がったら、野菜はこし器でこして、しっかりエキスも絞り出します。月齢が上がってくれば、すり潰したり、小さく切った野菜も食べられるようになります。

離乳食参考レシピ:かつお昆布だし(離乳食初期〜完了期)

離乳食の基本、かつお昆布だし
https://cookpad.com/recipe/840720

離乳食参考レシピ:野菜スープ(離乳食初期〜完了期)

離乳食の野菜スープ
https://cookpad.com/recipe/842254

簡単!離乳食調理法

赤ちゃんはまだ歯が生えていなかったり、前歯だけだったりして固いものが食べられません。そのため、離乳食を作る際には軟らかく煮たり、すり潰したりする作業が必要になります。しかし、毎回すり鉢を使ってすり潰したり、おろし器ですりおろしたりするのは大変です。

赤ちゃん一人分の食事は量も少ないですから、楽にできる方法がおすすめです。例えばジャガイモやかぼちゃを少量ラップに包んで電子レンジで加熱し、少し冷めたところでそのままラップの上から指で潰すと簡単です。

大人用にゆでた野菜を少量取り出し、ビニール袋に入れてもみつぶす方法も便利でおすすめです。子供用に少量のハンバーグを作るときも、材料をビニール袋に入れて混ぜると手が汚れず、片づけが楽です。

その他、ゆでた魚や野菜も、少量ならフォークでほぐしたり潰したりできます。
1才が近づく頃には、潰さずとも軟らかいものなら食べられるようになります。野菜の葉やうどんを切る際、キッチンばさみを使うと便利です。

離乳食参考レシピ:カボチャ(離乳食初期)

離乳食のカボチャ
https://cookpad.com/recipe/2288449

手軽に作るポイント

赤ちゃんが食べる食べ物の種類が増えてきたら、大人の食事を作る途中で、赤ちゃんが食べられるものを取り分けて作るようにすると、離乳食作りが楽になります。例えば、味付けする前のスープを取り分けて赤ちゃん用にアレンジしたりできます。

おかゆを作るときは、炊飯器で炊く際に湯飲みなどに多めの水と少量のお米を入れて一緒に炊くと、簡単に作れます。湯飲みに入れる水の量は、赤ちゃんの成長に合わせて調節してください。

毎食調理するのは大変ですから、多めに作って冷凍保存するのもおすすめです。作った離乳食をフリーザーバッグなどに入れ、冷凍した日付を書き込んで1週間以内に使い切ります。スープ類は製氷皿に入れて冷凍し、凍ったらフリーザーバッグに入れます。こうすると、使いたい分だけ取り出せて便利です。

離乳食参考レシピ:簡単♪炊飯器10倍粥

離乳食のお粥を炊飯器で作る
https://cookpad.com/recipe/1851511

離乳食参考レシピ:人参の冷凍・保存法(離乳食初期)

離乳食の冷凍保存レシピ
https://cookpad.com/recipe/2181254

その他、参考文献

『強い体と脳を育てる離乳食』五代純子編、レタスクラブムック、2006年
『赤ちゃんを強くする離乳食の基本』瀧本秀美監修、成美堂出版、2004年

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