特売品だからといって、目についた食材をあれもこれもと買っていると、食費がいっこうに抑えられないだけでなく、食材を使い切れないまま腐らせてしまうことにもなります。
食費を抑えるという意味でも、地球の資源を大切に使うという意味でも、これだけは絶対に避けたいものです。
底値表をつけよう
では、実際にどうすればよいのかというと、食材を安く買って使い切るということに尽きます。
特売品をまとめ買いしてしまった後で、他の店でもっと安く売られていたのを知るということがよくありますが、こういう失敗は、一番安い値段(=底値)を知っていれば防げます。そのためには、ここで秘密兵器となる「底値表」を作ります。
底値表の作り方のコツ
底値表は、この底値を記録しておくものです。書き込むのは、「何が」「どの店で」「いつ」一番安かったかということだけです。この底値表さえ作っておけば、店ごとの特売周期も把握できるし、商品ごとに一番安くなる店を狙って買うこともできます。広告で底値のものを見つけたら、切り抜いて写真ごと貼っておくと印象が強く、すっきり頭に入ってきます。
面倒でもエクササイズと考えて
底値が分かったら特売品や広告の品を中心にまとめ買いをしますが、このまとめ買いを成功させるために、底値表がものをいうのです。
例えば、野菜をできるだけ底値に近い値段で買うためには、まず青果店で値段をチェックして、次にスーパーAに寄り、それからスーパーBを覗くというように2〜3店を回ります。まとめ買いをする日が運よく特売日とは限らないため、この手間は重要です。
少々面倒な作業ですが、ウォーキングを兼ねていると思えばけっこういい運動になるのではないかと思います。