むずむず脚症候群は、その名の通りじっとしていても足がむずむずして不快感があり、そのために常に足を動かしたりさすっていたりしなければりません。

不快感にはいろいろな種類があり、人によっては針で刺されるような痛みであったり、時には足に限らず手や背中に現れることもあります。

症状が夕方から夜に悪化するために、著しく睡眠を阻害します。
睡眠障害の人の中には、このむずむず脚症候群が原因になっている人もあります。
患者の半分以上が女性で、大多数は40歳以上ですが妊娠中の女性にもこの症状がみられることがあります。

むずむず脚症候群の原因

この病気の原因はまだ確定されていません。
加齢、糖尿病、慢性腎不全、うつ症などドーパミンの分泌不足が起きやすい病気の人がかかりやすいことからドーパミン不足が原因の一つと考えられています。

また、妊娠中や貧血の人にもこの症状がみられるために鉄分不足も関連するといわれています。

そして、鉄分は脳内伝達物質が生成される時の補助的な役割を果たす栄養素ですからドーパミン不足と鉄分不足の関係は密接に絡み合っているわけです。
むずむず脚症候群は、心の不調が体調に影響していると考えても良い病状なのです。

ドーパミンを増やす食品

ドーパミンはいわゆる快楽物質といわれるもので十分にドーパミンが分泌されれば、明るくやる気にあふれた気分になり、不足すればやる気をなくし気分が沈んでしまいます。

たけのこやチーズなどの食品にはチロシンというドーパミンを増やすアミノ酸が含まれています。
単にドーパミンを増やすだけならカフェインやアルコール、甘いものなどにもその作用がありますが、このような成分には副作用として依存性があるのです。コーヒーやお酒、甘いものなどが止められないのはこれらの食品をとると、ドーパミンが生成され、その快感が中毒に結び付いてしまうからです。

単にドーパミンだけを増やすというよりも脳内伝達物質のバランスを整えて脳の働きを健康に保つためには、アミノ酸の働きは非常に重要で肉、卵、魚、大豆製品などのタンパク質は毎食欠かさず摂取しなければなりません。

それとともに、アミノ酸と結びついて脳内伝達物質を作り出すビタミンやミネラルをバランスよく摂取する必要があります。

かんきつ類、緑黄色野菜、貝類、キノコ類、海苔などの海藻を毎食何らかの形で接種することが大切です。
マルチアミノ酸やビタミン、ミネラルなどのサプリメントをうまく活用すれば楽に栄養バランスを整えることができます。

鉄分不足を補う食品

鉄分不足を補給する食べ物としては、レバー類や赤身の魚、納豆、野菜ではパセリや小松菜などがありますが、野菜の鉄分は吸収率が悪い非ヘム鉄なので、動物性の食品でヘム鉄を摂取した方が効率的です。

鉄分を補うサプリメントはたくさん出回っていますが、これも同じ事でヘム鉄と明記したものを摂取しましょう。

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